ゆうくん(小2)とりょうくん(3才)からの質問

天然気味に健やかに育つ兄弟からの、無邪気100%の質問に、パパが誠意100%で全力回答する記録です

お局(おつぼね)ってなあに?

Eテレの楽し気な音楽番組を見ていたゆうが、ふりむいて言いました

ねえパパ、おつぼね(お局)ってなあに?

えっと…。
びじゅチューンみてて、お局くるかあ・・? おつぼね、おつぼね、どーすんべ…。うん、まず正攻法だ)

パパ:ゆう、江戸時代ってわかるか?
ゆう:わかんない
パパ:さむらいはわかるよな?
ゆう:しってるわかる。ニンジャも知ってる
パパ:さむらいのいちばんえらい人って誰だっけ?
ゆう:おとのさま!
パパ:そのおとのさまには、男の人も女の人も、すごいたくさんの家来がいたんだ。
ゆう:どんくらい?
パパ:たくさんだ。西小の子どもと先生全部よりも多い
ゆう:すげーーーー! (まだ100以上は、100も1万も一緒)
パパ:でだ。そのころは、男の人と女の人は、一緒にいないで
   別々に分かれて仕事をしていたんだ。
ゆう:なんで?
パパ:というのか、おさむらいさんは男しかいなかったんだ。
ゆう:ニンジャは女いるよね。くのいち
パパ:(あー、忍たま乱太郎かあ)くのいちはちょっと特別だ
ゆう:なにが特別なの?
パパ:えっと、とにかく女のおさむらいさんはいなかったんだ(くのいちの説明はえぐい・・・)
ゆう:なんで?
パパ:おさむらいさんは戦ったり、カタナの練習することが仕事で
   女の人はご飯つくったり服つくったりするのが仕事だったんだよ
ゆう:なんで?
パパ:得意だからそうしたほうがいいんだよ。おさむらいさん強いし、ママはご飯おいしいし。
ゆう:パパ、カタナ買って
パパ:今月宿題全部ご飯の前に終わらせたら買ってやる
ゆう:おつぼねは?
パパ:ああ、おつぼねは、そのおとのさまの女の人の家来で一番えらい人のことだ
   (こいつ、話をそらしたのが、戻したのか・・・やるな)
ゆう:そっか。
パパ:ただな。おつぼねって、今はあんまりよくない言葉なんだ
ゆう:なんで?
パパ:えらい人って、ゆうのまわりだと誰?
ゆう:校長先生! あと、マリア先生。あとかんじ君(3年生)、あとかじせんも。
パパ:そういうえらい人って、ちょっと近寄りたくない時ないか?
ゆう:ないよ
パパ:だよなあ・・・でもな、ゆう。大人になると、えらい人の前って緊張しちゃうんだよ
ゆう:きんちょうってなに?
パパ:徒競走のスタート前みたいに、ドキドキしちゃうんだ
ゆう:ドキドキする!
パパ:だから、おつぼねさんもえらいから、みんな緊張してドキドキしちゃうんだ。ゆうもドキドキするのいやだろ?
ゆう:うん
パパ:それで、おつぼね、っていうと一緒にいると緊張しちゃうから苦手な人って意味があるんだ
ゆう:えっとー、やっぱりちょっとわかんない
パパ:ゆうのまわりには、おつぼねがまだいないんだよ。
ゆう:怒ってるパパは苦手
パパ:怒ってるときは苦手でいいの!